脱原発・東電株主運動
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いま福島第一原発で何が起きているのか
 3号機使用済燃料プールに瓦礫の鉄骨を落下させた問題で、原子力規制委員会が10月10日、作業再開を「許可」したそうだ。一体どうなっているのだろう。

 「フライデー」10月12日号によると、この鉄骨は半分プールに落ちかけていたのを、遠隔操作のクレーンで持ち上げようとして、つかみ損ねて落下させたという。そのクレーンは驚いたことに、500メートル離れた場所から鹿島建設のオペレータによりモニター画面を通じて遠隔操作されていたのだ。

 玉掛けということを鹿島建設は知らないのだろうか。
 クレーンなどで鉄骨などを持ち上げる際には、バランスを崩して落下しないようにケーブルで固定することになっている。玉掛けというのだが、専門技術である。

 このようなことをしないとバランスを崩して落下するのは当たり前だ。激しく変形し、形状も一定ではない。水に入っている部分がどのような状態かもはっきりしない。そのうえ、がれきが落ちかけているのは使用済燃料プールなのだ。
 作業現場に緊張感が欠け始めていると危惧するのは杞憂なのか。

 聞けば、昨年末の野田佳彦首相による収束宣言以来、現場労働者の賃金や勤務条件は悪化の一途をたどっているという。
 例えば、収束宣言前は月額22万円が宣言後に20万円、さらにその1ヶ月後には18万円などと引き下げられているという。「収束したのだから危険地帯ではないから危険手当をカットする」

 原発労働者でなくても耳を疑う驚くべき現実。そうか、無理矢理の収束宣言にはそんな理由があったのかと、空恐ろしくなる。
 もちろん労働者の賃金が下がれば、東電の負担すべき費用が減るというわけだ。誰のための収束宣言だったのか。

 収束宣言後に発表されなくなったのは「環境への放射能放出量」だ。
 8月27日に東電が発表した「原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果」では、毎時1000万ベクレルだとし、敷地境界で0.02ミリシーベルト/年であるという。

 ところがこのデータには希ガスが評価されていない。本当の放出量はこれよりも多いと考えられるが、要は「詳細不明」だ。海中に出ている量については、評価すらされていない。
 海底に地下水と共に出ている放射能は、相当な量になるだろうと想像はできる。

 8月30日に東電が公表した海中の放射能量のデータを見ると、1号機に最も近い測定点は海底0センチから10センチで73,000ベクレル/kgに対して、10~20センチ地点で19,500/kg、20~30センチで63,000ベクレル/kgと、深い場所が海底とほとんど変わらないほど極めて高い。
 同様の地点が3号機取水口沖で、20~30センチで320,000ベクレル/kgと、とてつもなく高いのに、海底0センチでは180,000ベクレル/kgと低くなっている(数値はセシウム134と137の合計)。

 これは海底からセシウムが湧き上がっているとしか考えられない。他の地点は全て海底が最も高く、30センチ下はほとんど測定限界以下か極めて低い。
 海底から湧出していると見るほかない。これを止めるには止水壁を入れる方法が考えられるが、東電は1000億円かかるとして、工事に着手すらしていない。
 海への汚染拡大は始まっている。すぐに止める取り組みが必要だ。(Y)

*「脱原発・東電株主運動ニュース」No.221(2012年10月14日発行)に掲載されたものです。
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コメント
脱原発に向けて
確かに、長期間残る高濃度放射性物質を事故や自然災害でまき散らす危険性のある原発をなくすことは、今そして、将来の国民も生命財産を守る上で大変重要です!!
しかし、事故処理費用・損害賠償費用・燃料費上昇・CO2増加・・・と
背に腹代えられない深刻な懐事情があります!
電力は、コンバインドガス発電を使えば、十分電力は低コストで供給できると言うが、その燃料も輸入した天然ガスを使います。
安い天然ガスが安定的に発電所に供給出来れば良いのですが、
現在、そのようになっていません。そんな中でも、必要な電力は、
絶え間なく供給しなければならず、電気料金が上がれば、企業の収益を
圧迫し、一層の経費削減を強いられます!
そうなれば、人件費削減圧力も拍車がかかり、雇用の維持も難しくなります!
だからこそ、原発や輸入化石燃料に代わる代替エネルギーの供給が
不可欠なのです!!
皆さんの運動には、その努力がまるで見えません!
原発反対デモ行進も良いですが、その大行列が創れるなら、
使わない・壊れた木製や竹製家具や文具・食器をリヤカーを使って
回収し、高燃料・発電効率の木質バイオマスガス化発電所を各地域に
なければ、造って、そこまで運び、発電し、東電に売電するくらいの事は
出来るのではないでしょうか?
そんな努力もしないで原発反対は、ないでしょう?
子供じゃないんだから。
[2013/05/21 12:10] URL | f #4TnLEtgM [ 編集 ]


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