脱原発・東電株主運動
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第89回東京電力株主総会報告――下河邊会長は安倍のしもべ
 梅雨特有の雨が降る中、東電株主総会が代々木体育館で開催された。株主運動のメンバーは8時30分に集合し、用意した「今総会の見どころ」チラシを配りながらマイクでアピールをしたが、雨のためもあり受け取りは悪かった。結局2090人の参加、マスコミはこぞって「昨年の半分、関心の薄れ」と報道した。

 国民の税金3.8兆円を投入された新生東電、初の株主総会議長を務める下河邊会長は、昨年導入した一括提案一括質問を踏襲し、時間の短縮を図った。8号議案の趣旨説明をした福島の原発事故避難民、Tさんも株主提案の趣旨説明をする前に事前質問に答えるべきでは?と声を挙げたが「議事進行は議長の専任事項」と冷たく言い放ち次々に促していく。

 今年は東電最多の16件の議案が提案され、東京都、3万株を有している個人株主2名の夫々の提案がされ、私たちは9件の提案を9人の女性が行った。女性たちの命の視点から脱原発を求める訴えは広い会場に響き渡り、野次も少なく、例年より拍手も多く好評であった。

 提案の趣旨説明が終わって事前質問への回答が始められたが、たった20分で行うと宣言。これは一昨年までの半分の時間であり、昨年と同様の、株主の質問権の軽視に他ならない。「質問にはまともに答えるつもりはこれからもないよ」と下河邊が宣言したようなもの。ここで私は東電が14時までには総会を終わらせるつもりであることを確信し、TwitterとFacebookでつぶやいた。

 質問者の指名は昨年同様「アリーナ席南側1ブロックの方」などと議長が言い、指定されたマイク係があらかじめ目星を付けていた人の処へ行き、議長が「そうですその方」などとまるで議長が指名したように装う方法。

 これは昨年、マイク係が動員株主を優先してマイクに誘導していた結果、明らかに同じ原稿からの発言が3件もあったことを指摘したために取られた方法だろう。

 「提案株主も指名するよう会長に言いましたので喜んでください」と東電の株主課の担当者は言っていたが、議長の指名を受けたのはたった2人。私もずっと手を上げたが無視され続けた。そしてまだまだたくさんの質問の手が挙がっているのに質問を打ち切り、「修正動議」「動議」の声にも「(動議の)頭出しだけお願いします、こちらで判断します」と強硬な姿勢を取り続け、強引にマイクを切り発言を封じる場面すらあった。

 「脱原発依存」を掲げ30年代に原発廃止をうたった民主党から自民党に政権が代わり、原発再稼働を国民の了解事項のように言い、原発輸出を声高に叫ぶ安倍首相になったことで、下河邊会長は「我が意を得たり」と言わんばかりの議事運営であった。総会ではおくびにも出さなかった柏崎刈羽原発の再稼働を総会直後に規制委員会に申請するなど、前のめりの姿勢さえ見せている。

 これ以上総会運営を形骸化させぬよう、総会の実態を公開していく私たちの運動の真価が問われている。また再稼働を許さない国民的運動や政治家の選出も大事な課題であることも再認識した。(K)

*「脱原発・東電株主運動ニュース」No.229(2013年7月7日発行)に掲載されたものです。
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