脱原発・東電株主運動
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株主総会の運営で東電に抗議
 7月9日10時、議決権行使書の閲覧の前に、東電に対して9名で株主総会の運営に対して抗議を行った。
 以下のような抗議文を出し、文書での回答を求めている。
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東京電力株式会社
取締役会長 數土文夫様
代表執行役社長 廣瀬直己様
2014年7月9日
脱原発・東電株主運動
第90回株主総会運営に関する抗議

 少数株主は国会で言えば、いわば「野党」である。民主主義の基本は、少数意見であっても良いものは取り入れ、最低限その意見表明の機会を保障し、言論の自由を守るものでなければならない。株式会社の株主総会も、一定の範囲に限られるとしても、同様に意見表明の機会を保障するべきものであることは当然である。

 まして、規定数の提案株式数を集めて議案として提案されているものについては、討論の対象として会社の提案と同等の権利を保障しなければならない。これまでの東京電力株主総会において、その権利は年々侵害され、悪化してきていた。福島原発震災を引き起こした企業として、その権利を侵害し続けることは二重に許されないことである。
 以下、厳重に抗議する。

1)數土会長は、下河邊前会長より一段と高圧的な議事運営を行った。株式会社とは名ばかり、悪しき国営会社の模範と言うほかない。史上最悪の公害事件を起こし、とっくに破綻処理されるべき企業として、深い反省と謝罪の気持ちを、片時も忘れてはならない。

2)提案議案の趣旨説明は3分以内でと言いながら、最初の2号議案の際はたった2分で「時間です」と言い発言を遮ろうとした。「まだ3分になっていない」と抗議したが、議長は発言を打ち切るよう、マイクを切るよう指示。そのため野次が止まず、後半の発言内容はほとんど聴き取れない状況であった。最初の発言者を威嚇し、その後の議事運営を有利に進めようとしたのであれば、法治国家にあるまじき極めて憂慮すべき意識の持ち主と言える。独裁的企業経営が推察され、わが社の代表としてふさわしくない。

3)一方でわが社は総会当日、浪江町による、町民1万5千余の賠償請求に対して、原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)が示した和解案を拒否した。総会では「ADRは尊重する」と二枚舌。報告書に「最後のお一人まで賠償を貫徹いたします」とあるのは口先だけなのか。福島県民をはじめ、被害者に対する謝罪の気持ちがあるのであれば、まず総会において、そうした当事者の株主の声にじっくり耳を傾けよ。

4)一昨年から行われている「一括上程、一括審議」は、あまりにも株主の権利を不当に侵害するものである。特に、次年度への会社側の提案、提案株主からの提案、事前の文書質問への回答を全部終わってからしか会場発言を求めないのは、前年度の報告事項に関する質疑を避けたものと断定せざるを得ない。会社報告に重大な誤りがあったらいつ議論が出来るのか。前年度の会社報告の質疑討論を経てから、それを承認して初めて次年度の議論をすることが出来るのはいうまでもない。「一括上程、一括審議」は来年からは廃止し、「個別上程、個別審議」とするよう求める。

5)発言者を暴力的に阻止し、さらに排除する行為は、今年ついに負傷者を出す事態に至った。総会の終わりに近づいた午後1時3分過ぎ、質問に立っていた株主に対して議長がマイクを切断させて発言を阻止し、さらに「退場」を宣言して強引に議場から排除しようとし、事件が起きた。東電職員と一緒に転倒した結果、救急搬送された。しかし、數土会長は議事を一時止めることもなく、平然と全ての株主提案議案の採決を強行した。

6)暴力的排除とともに議事進行のみが目的と化し、議事そのものは議論も尽くさず会社提案を追認する意味しか持たせない総会運営に正当性はない。「議事整理権」をもって発言者を議場から排除することが出来るのは発言者が単に長時間発言をしたというだけでは足りず、議場で暴力行為を行う等の具体的な緊急性がなければならない。転倒するまでの間、発言者は東電職員に取り囲まれた状態で、議事妨害など生じてはいない。議長が退場を命じたため、東電職員が強引に連れ出そうとして発生した。

7)多数の質問者がいたにもかかわらず議事を打ち切った。今回の議事時間は3時間23分で、2011年の6時間9分、2012年の5時間31分、2013年の3時間41分よりさらに短縮された。大震災前の2010年は3時間1分だった。議長が目指したのは震災以前の総会議事進行だった。時間短縮のみが目的化しており、総会の体を成していない。

8)提案株主席からの発言の指名が昨年少なかったことを総会前の事前打ち合わせで抗議し、善処するという回答を得ていたが、結果としては昨年の2名に対し、今年はたった1名であった。ブロックごとに当てると、挙手の多いブロックの人は当たりにくくなり不公平になる。改めるべきだ。事実上の国営会社としては、特に反対意見の提案株主の意見を真摯に聞く必要がある。

9)6月6日の事前申し合わせで確認したにもかかわらず、総会前の会場の外でのアピールでメガホン使用を妨害した。あらかじめ約束していた連絡係も電話に出ることなく、妨害行動は執拗に続いた。これは総会担当者の問題だが、信頼関係を大きく損ねることになった。二度とこのようなことがないようにしてもらいたい。

 なお、回答は文書でお送りください。
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コメント

女川原発が無事で福島が被害というのは、海抜の低い位置に福島の設置をした設計上のミスであり、人災である。女川と比較して示せば明確となる。
[2014/08/02 08:23] URL | 太郎 #- [ 編集 ]


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