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福島第一原発:見えてきた過酷な現実

脱原発・東電株主運動事務局

 溶けた燃料は何処に行ってしまったのか。徐々に見えてきた現実は過酷なものだった。
 2017 年7月から行われた3号機のカメラ調査では、投入したロボットで原子炉直下の
足場に、大きな穴が2か所で見つかった。落下したとみられる付着物も見えたが、それが
燃料デブリかどうかは分からなかった。

東電が2019年に発表した福島第一原発2号機原子炉内の燃料デブリ「らしき」物体
燃料デブリ 
(出典:朝日新聞)

 追加調査は、同じ場所をわずか数m進んだだけで、レンズが放射線で破損したのか写ら
なくなり、ケーブルを切断して中断した。
 この時にロボットが進んだ場所は、原子炉圧力容器の下に取り付けられている制御棒駆
動機構を、定期検査の際、格納容器から運び出すために設けられたレールの上だった。格
納容器から5mほど進むと、圧力容器の下にある、ペデスタルと呼ばれるコンクリート製
の、生体遮蔽壁と圧力容器を支える土台の内側空間に達する。ここで制御棒駆動機構の分
解作業や、インコアモニタハウジングの点検交換作業を行う。もとから空間線量の高い場
所だ
 ペデスタルの外側に当たるレール上の付着物を水で吹き飛ばしながら進む途中で、ロボ
ットカメラは写らなくなったという。その時の推定線量は650 シーベルト/時とされる。
 強力な放射線に照射されるとレンズの材料が変質し、光が通らなくなる。これが写らな
くなった理由だと思われる。それほど強力な放射線を浴びたとしたら、燃料デブリにぶつ
かったのかもしれない。
 ペデスタルの内側ならば、圧力容器の直下にあたる。制御棒駆動機構やインコアモニタ
ハウジングの配管を破壊しつつ落下した燃料と理解できる。
 しかし、ペデスタル外側では圧力容器に取り付けられている配管類を破って出たものと
考えられるが、流出場所の判断は極めて難しくなる。
 なお、東電によると、レールの真上にある配管とは、RHR(残留熱除去系)が想像でき
るという。
 その後成功したロボットカメラによる調査で、燃料の溶け落ちた様子や燃料集合体のハ
ンドル部とおぼしき落下物が格納容器内で見つかるなど、格納容器内部の調査が一定程度
進んでいる。しかし依然として、立体的に状況が把握できるまでには至ってはいない。(Y)
*脱原発・東電株主運動ニュースNo.281(2019年2月17日発行)

2019/3/10(日)東電前で抗議する、脱原発・東電株主運動:世話人の木村結
(画像クリックで抗議模様の動画に飛びます。
 1時間11分20秒頃から木村結のスピーチです)
20190310抗議 
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Posted by脱原発・東電株主運動事務局

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